ひび割れによる雨漏り
モルタルとは、セメントと水と砂を混ぜ合わせたものとなります。
ちなみに、もるたるに砂利をプラスするとコンクリートになります。
いずれにしても、水を使用する材料にはクラック(ひび割れ)が発生してしまう問題点がでてきます。
このクラックから雨水が侵入して内部を傷めたり、見栄えもきわめて悪くなってしまいうのです。
ただ、大半は乾燥収縮によるクラックで、すぐに対処しなければ大変なことになる、雨漏りしてしまうというレベルのものは滅多にありません。
クラックの見栄えの悪さからは確かに大げさに考えしまうかもしれませんが、そこまで大きな問題ではありません。
(不等沈下による建物の傾きなどのクラックは別となります。)
モルタルは水を吸う?
クラックがない場合であっても、モルタルは水を吸い込み内部を傷めます。
したがって、長期間に大量の水を外壁に散水しますと、どこかのほんの小さなすき間から水は侵入することになります。
外壁のモルタルの厚みは、せいぜい15mm前後となっています。
1時間水をかけ続けると、モルタルの裏面には水は到達してしまいます。
もちろん表面に塗膜による防水施工されている場合には、水は染み込みません。
モルタルが素地の状態ですと染み込んでいるということです。
モルタルの構造は?
構造上の建物の柱に木下地を張り、透湿シートを張っていきます。
その後、木下地にモルタルを吹付けたり塗り固めていきます。
モルタルを塗る場合には、その前工程にラスという金網を張り、このラスにモルタルが引っかかって固定されます。
モルタルの中にラスが入り込んだ状態となります。
モルタルのメンテナンス方法
モルタルのひび割れに対して、補修を行う場合にはコーキング材というシリコンでひび割れを埋めて防水していきます。
穴埋めを行うことで、雨水の侵入を防いでいきます。
モルタルの染み込みに関しては、塗装にによる防水施工が一般的です。
ウレタンやシリコンなどの塗料を全体的に染み込ませて壁材を保護することによって染み込みを防ぎます。
デメリット
ひび割れの補修に対するデメリットは、コーキングを打ち込むと見栄えが悪くなることです。
塗装によるデメリットは費用がかかってしまうことにあります。
まとめ
モルタルにひび割れや年数が経過して劣化してきましたら雨漏りが発生するリスクが高まります。
知識を持って、適度にメンテナンスを行っていくことが大事です。