2階3階のある一戸建て住宅には、ほぼベランダが設置されています。
ベランダは洗濯物を干したり、天気の良い日にくつろぐスペースとして、有効に活用している方も多いでしょう。
そんなベランダですが、屋内に雨漏りが発生する際の要因になる箇所としての側面もあります。
なぜベランダは雨漏りしやすいのか、ベランダのリフォームの費用・方法について知っておいて損はないと思います。
ベランダから雨漏りする理由
ベランダは屋外と屋内が連結する場所にあり、雨漏りの要因がいくつも隠れています。
①排水溝の目詰まりなどによる不具合
雨が降るとベランダにも水が溜まってきますが、その水を地面に流す目的で設置されているのが排水溝です。
ただ、定期的に清掃をしておかないと排水溝に枯葉やゴミがつまってしまい、雨水が流れなくなりベランダから水が溢れ雨漏りが発生する要因となります。
②ベランダの防水加工の劣化
ベランダには雨水が浸透しないように防水加工が施されていますが、防水性能には耐用年数があり、その期間を超過すると本来の防水効果が失われ、雨漏りの要因になります。
③ベランダの壁の劣化等
この他にベランダに接している壁のひび割れや接合部分の不具合、正しく施工されていない施工不良などが要因になる場合もあります。
ベランダ雨漏りの解決策
雨漏りの多くの要因がベランダにありますが、それぞれに解決策は存在します。
排水溝の目詰まりに関しては、定期的な清掃が改善する一番の近道です。
ゴミが溜まっていたらすぐに除去することはもちろんですが、ゴミが溜まりにくくなるような対策も必要になってきます。
防水加工の劣化や壁面のひび割れなど本来の性能が低下している場合は、応急処置ではなく専門の業者に相談をしてリフォームすることが重要です。
可能であれば1社ではなく、複数の業者に相談してみるのも良いでしょう。
ベランダのリフォーム費用
防水加工の劣化や壁のひび割れなどが見受けられる場合は、リフォーム業者に工事をしてもらう必要があります。
リフォーム費用は工事箇所、施工業者によって費用が異なってきます。
ベランダ全体の防水工事が必要な場合は、下地の処理なども含めて15~50万円くらいが相場です。
劣化が大きい部分だけの部分補修の場合は、3~15万円で費用は少し安くなりますが、劣化状態にあった補修をしないと再度工事が必要なることもあるので、事前にしっかりと確認をすることが重要です。
まとめ
どんなに耐久性のある施工が行われていても、その工事には耐用年数があり雨漏りが発生する可能性があります。
べランドの環境や状態を定期的にチェックし、雨漏りが発生する前にリフォームすることをおすすめします。